スタッフ日記

いすゞ117クーペ

2009年9月8日

先日、いすゞ117クーペのお客様にタイヤ交換して頂きました。

ちなみにサイズは、185/60R14です。

初めて見るいすゞ117クーペはその外観から内装から上品で素晴らしく、

今の現代車にはない何かを感じました。

調べてみると、いすゞ117クーペのデザイナーはイタリア人の

ジョルジェット・ジウジアーロという方で、他にもアルファロメオやBMW3200CSや

フィアットにアウディ、ワーゲン等、日本車では初代セルボ、SX4にムーヴ、カローラ、

アリスト、レクサスGS、マーチ等々様々な車のデザインを手がけている方だそうです。

ナルホド、どうりでおしゃれな訳だな。

内装に関しては木目調で上品でクラシックな感じが私は好きです。

お客様のいすゞ117クーペは、「117XG」で第二期(中期)の型になります。

1963年3月のジュネーブショーでコンクール・ド・エレガンスを受賞賞、

さらに同年秋の東京モーターショ ーでも賞賛を博し、

1968年に販売が開始されました。初期が1968年~1972年、

中期が1973年~1976年、後期が1977年~1981年で、発売当時の価格は、

172万円(1968年12月初販売)でその頃、2ドアクラウンハードトップは

120万円で買えたそうです。スカイライン2000GTは80万円、ブルーバードは約76万円

で、それらの車と比較すると、いかに高価な車だったかということがわかりますね。

排気量は1800CCで、中期から、ボディーパネルが全面変更(ハンドメイドから

機械加工に変わる)され、大量生産されました。117クーペは、発売開始以来の

10年間に、1台も廃車が出なかったとの記録を持つそうです。

お客様の117クーペは丸目で、顔にはトレードマークの獅子が猛々しく付いています。

長期生産にもかかわらず総生産台数は86,192台に過ぎませんが、

今日なお日本の旧車趣味界での人気は根強く、多くの愛好家によって保有・維持

されています。117クーペのオーナーズクラブもあるみたいですよ。

こういった歴史のある車、おしゃれな車っていいですよね。

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