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タイヤマン藻岩の日常

JEEP RENEGADE(ジープ レネゲード)アライメント調整 

2022年10月25日

いよいよ晩秋といったところでしょうか?朝晩の気温の低さにさすがの私もストーブをつけました…

20代のころは寒さなんてへっちゃらだったのになぁ… 中年になると寒さに弱くなってきました!w

 

 

個人的に、最近よく見る車の一つにジープのレネゲードがあります。

そんな中、9月中旬頃にHPを見てくださったオーナー様が、アライメント調整のことで相談のお電話を頂きました。

JEEP RENEGADE

走行距離は8,900km、新車で購入されたのか、中古車として購入なのかまでは確認できなかったですがディーラーで購入しジープ専門のショップで数インチリフトアップしてもらった、ということでした。

 

相談の内容はとにかくタイヤの偏摩耗が酷いということです。

 

新品で購入したという当該タイヤは、まだ数百キロも走行していないというのに全体的に2シーズンは使っているかのような減り方。 特にリアの片側段減りは凄まじいものでした。

 

リフトアップするということは足回りのパーツをあちこち外すわけですから、戻した後はアライメント値は狂って当然です。オーナー様曰く、アライメント調整はその時にはしている、ということでしたが…

 

早速測定を! と思ったのですが、嫌な予感が的中してしまいました。

うちで使っている測定器を取付するためのボルト、用意していたものでは対応出来なかったのです。

いずれは用意しなければ…、と思っていたところだったのですが…

 

一旦オーナー様に事情を説明し、その日に出来ることをして、ボルトを用意し完璧に作業できる日まで待ってくれることになりました。

 

簡易測定しただけでも、リアのトータルトーがインに40mmついていました。 

これだもん偏摩耗しますよ。

オーナー様も明らかにおかしいということは認知されていて、ディーラーに相談してもリアは調整出来るか調べないと分かりませんと言われ、リフトアップを依頼した専門ショップではリアは調整出来ないと言われ…

 

それで困り果てたオーナー様はうちに相談してくださったという流れです。

 

ん~(;´Д`)

ディーラーや専門ショップの存在意義

あえて見出しを付けました。

 

リフトアップし、確認してみると……

 

しっかり調整機構が存在します………

目いっぱい縮めて、トーアウトになるようにセットし測定するといい数値になりました。

 

フロントも同様にトー調整し、オーナー様に何度かロードテストをしていただきハンドルセンターのズレを確認してもらい微調整。

 

一旦この日の作業はここで終わりです。

 

取付用ボルトを用意するまでになんだかんだと時間ばかり掛かって3週間以上、本当にご迷惑お掛けしました。

再来店までに何度かお電話でお話しましたが、この時の簡易調整でもかなり乗り味やハンドリングが改善されたと仰ってくださいました。

 

フロントキャンバー角

約一カ月後の10月中旬、しっかりと調整と測定をするため再来店していただきました。

左右共に0° 30′  素晴らしい!

リアは前回目いっぱい開く方に調整しているので手を付けず。

フロントトーも測定すると僅かな調整でトータルト―が出たので、前回の簡易調整でほぼよい状態になっていたようです。

 

来店する数日前から、フロントあたりから走行中にコトコト音がするということだったので怪しい部分をチェックすると…

スタビリンクにわずかな緩みが確認出来ました。

 

その後ご連絡がないということは、ここで間違いなかったということでしょう。

 

 

去年から本格的にアライメント調整の作業をしていますが、本当にいろんな悩みをお持ちのオーナー様がいるんだなと実感します。

 

ディーラーとは? 特定のメーカーの専門を謳うショップとは? 

 

 

タイヤ販売とはいえ、自分自身がこの自動車業界に身を置く人間なので疑問符がつくことを沢山聞いたり見たりします。

逆に、自分が車の事を一切分からない人間だったらどこに相談したらいいのか、どうすればいいのか分からないんだろうなぁとも思うのでこれからもまだまだ、技術も知識も深めていかなければならんと感じました。

 

オーナー様、この度はどうも有難うございました!

 

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